大人だって国語力をアップすれば意図的に頭をよくすることが出来る

頭のいい人(名言) 頭をよくする大人の実践国語力アップ作戦

佐藤優さんの読書術の本を読んだら、速読には理解力を高めないといけないから高校の勉強で苦手なところを復習するといいと書いてありました。

高校の科目の中でも全体の基本になっているのが国語で、特に現代文がすべての学問の理解や学習の基礎になっています。

国語が基本だというのは当たり前といえば当たり前の話ですが、国語力は自分で意図的に高めることが出来ます。

盲点でしたが自分の力で自分の頭をよくすることが出来るということです。

自分の頭はよくしておいたほうがお得

ぼくは頭が悪いからムリだよ

残念だけど大人になるともう頭はよくならないのよ

あきらめるのはまだ早いです。

とはいえ、頭のよさは8割くらいは遺伝で決まるという研究もあるので変えられない部分もあるようです。

ですが、遺伝は変えられません。

変えられない部分の話を何も変えられないのだからどうにもなりません。

そういう地頭のよさは変わらないとしても、国語力なら意識的に高めていくことが出来ます

いわゆる普通の頭のよさは基本的には理解力のことなので国語力に依存しています。

国語力を高めれば地頭はともかく一般的な頭のよさは高めていくことが出来ます。

国語力を上げるだけで頭がよくなるなら出来る範囲でもいいので頭をよくしたい!

もっと頭がよくないと困るからなんとかしたい!

先に断っておくと、もともと国語の勉強が得意で既に限界近くまで国語力を高めてしまった人には効果が薄いです。

ですが、それ以外の人ならまだ国語力を高めることで頭をよくできるチャンスがあります

日本人なら日本語の文法はだいたい理解しているはずです。

ですから、後は語彙力や知識量を増やし、話の流れをつかむ理解力や読解力を高めていけば国語力を高めていくことが出来ます。

理解力が高まれば分析力も高まっていき、分析力が高まれば推理力も高まっていき、推理力が高まっていけば発想力(応用力)が高まりアイディアも浮かびやすくなります。

頭がいい人になるには
  1. 理解力アップ
  2. 分析力アップ
  3. 推理力アップ
  4. 発想力(応用力)アップ
  5. 頭がいい人の仲間入り! 

このように国語力を高めていくけば総合的な知的能力を高めていくことが出来るのです。

しかも国語力を高める方法は受験勉強の方法などからもう分かっています。

せっかく頭をよくする方法が分かっているのだから利用しない手はありません。

自分が出来る範囲で十分なので国語力を高めて意識的に頭をよくしておいたほうが残りの人生もよりよいものにできるはずです。

むしろ頭をよくしないでおくのは損なことなのではないでしょうか?

国語力を高める=頭をよくする学習法

国語力(頭のよさ)の基本は知識量の多さです。

国語力としてはまずは多くの言葉を理解して使いこなす語彙力を高めましょう

次は言葉の表す対象や範囲、日本語の文法の意味を正しく理解して読み解く力をつけましょう

最後に理解したものを的確に相手に伝える力を身に着ければひとまず完了です。

後は自分の仕事や興味のある特定分野の知識を重点的に増やしていくだけです。

いくら頭がよくなっても知らないことは知らないので最後は知識の量がものを言います

学ぶ順番
  1. 語彙力を高める
  2. 読解力を高める
  3. 表現力を高める
  4. 専門知識を増やす

語彙力を高める

語彙力とは言葉をどれだけ知っているかという能力のことなので基本は知らない言葉があったときに調べることで高めていきます

国語力を高めるには大学受験の参考書がちょうどいいのでこれを使います。

受験業界的にメジャーな入門書が「ことばはちからダ!」という本です。

受験によく出てくる評論文で使われる言葉を中心に説明されている良書です。

語彙力アップの入門書としては確固たる地位を築いていて中堅大学から難関大学を目指す受験生まで幅広く推薦されている入門本です。

思ったより難しいなぁ

ちょっと難しく感じたときは中学生向けの語彙力本にサラッと目を通しておくと理解しやすくなります。

『ことばはちからダ!』の書評(ブックレビュー)

受験生向けの入門書だけあって親切に説明された本でした。

たとえば、「具体的」や「抽象的」という言葉は普通に使っている人も多いかもしれませんが、自分で辞書を引いたのは遠い過去のことだろうと思います。

そういう言葉のちゃんとした意味を改めて確認できて面白かったです。

普通の言葉もけっこう説明されていました。

この本に載っている言葉を受験生に教えているということは偏差値50以下くらいの人たちはけっこう知らない言葉である可能性があります。

ですから勉強が苦手で全然やってこなかった人たちに「抽象的な考え方をしたほうがいい」と言ってみても意味が通じていない可能性があることに気付かされました。

本の内容は受験用なのでミニテストもあって考えさせられるところも少しありました。

とはいえ、問題はかなり少なくほとんどは言葉の説明や受験生向けの表論文などで構成されていました。

一応は大卒でいい歳の大人である私が読んでも知らない言葉もあったので普通に読んで勉強になった一冊でした。

私も少し頭がよくなったと実感できました。

言葉を正確に使わないといけないと気付かされる良書と言えます。

もちろん受験的な出題傾向なんかも分かるので、できれば受験生のときに読んでおいたほうがよかった本です。

現代文の基礎力アップに『田村のやさしく語る現代文』書評

「現代文というのは、筆者が書いた意見なら、内容がどうでもそれにもとづいて答えなけりゃならない科目なんだよ。」

引用元:『田村のやさしく語る現代文』 p.16

これは常識や善悪などは関係なくあまくで作者の書いた文章から読み取れることのみを情報としてとして答えるのが現代文という科目という意味です。

もちろんテスト問題のことですが、こんな最初のほうに一般的ににはあまり知られていないであろう現代文というテスト科目の本質が書いてありました。

この著者の賢さは異常!

現代文というと何やらよく分からないものを直観的に答えるようなイメージを持っている人が多いかと思います。

ですが、実際には作者の文章だけが正しい意見であるかのような前提の元、文脈や接続詞などから文章を解読していくのが現代文のテスト問題です。

現代文は問題を正しいルールで解釈して答えを出すという点で、他の知識を問う科目よりもむしろ数学に近い解き方をする科目なのです

本書で現代文は数学と同じだと言っている訳ではないのですが、本書は始めにそのような本質を伝える構成になっていました。

とはいえ、現代文の入門書ではもっとも有名な部類に入る本書がそのように説明してる訳ですから、今では他の本でも似たような説明をしているのかもしれません。

誰が最初に分析したのかは分かりませんが、最初に大切な本質を説明してくれている点でこの作者に対する私の信頼性は一気に高まりました

次元の違う名軍師の采配を目の当たりにしたような驚きだ!

受験現代文で多くの人たち進められている学習法がまずは『ことばはちからダ!』で語彙力を高め、次にこの『田村のやさしく語る現代文』で読解力を着けることです。

こちらもメインターゲットは大学受験生ですが、第一部の基礎力アップや第二部の実践問題も国語力アップに役立つのでおすすめです。

文章を厳密に解釈するスキルを高めるイメージです。

この本を読み、問題を解いて説明を理解していけば、言葉に対する分析力を高めることができます。

この本を読み終わる頃には、普段何気なく使っている言葉にこんな意味があったのかと改めて感心するように文章に対する見方が変わっているのではないかと思います。

それと同時に私が驚いたことは、私も含めて普段はそこまで言葉を厳密に使っていなかったことです。

簡単にいうと間違った言葉を気にせず使ってしまっていたことに気が付きました。

それとこちらは困ったことですが、多くの日本人が言葉を正しく使えていないことにも思い当たりました。

特に問題なのが、自分がどんなに正しく言葉を使っても相手が正しく理解しているかどうか分からないことです。

自分を棚に上げて相手の国語力を非難するつもりはありませんが、正しい説明をしてもあいまいに解釈されていることが多いはずです。

ですから、正しく説明しても理解されていない可能性がかなり考えられます

日本語は間違った表現でもそれなりに意味が伝わる反面、正しく理解するのは難解な言語になっています。

日本語を正しく理解している人はかなり賢くなれるのですが、そうでない人は賢くなるチャンスを逃してしまい知的な格差が生まれやすくなっているのではないかと考えられます。

今回は現代文の入門参考書から「言葉は理科いされにくい」という驚くべき分析にたどり着いてしまいました。

余ほど頭のいい人以外には何を話しても半分くらいしか伝わっていないと考えておいたほうがいいだろうと思います。

さて、本書で出題されている問題についても少し書いておきます。

私が歳をとっているせいか、間違える度に著者田村さんの解説に対して異論を唱えたくなりました。

(補足 問題に間違えても自分の答えのほうが正しいと思いたくなったということ)

例えば「必要なことは何か」などと広い意味でとらえられる質問にはついつい自分の意見や価値観で答えたくなり、本当は私の解答のほうが正しいのではないかという気持ちになりました。

答えを疑うなんて少し傲慢な態度だわね

心理学的には相手から言われたことが理解できないとき、相手が間違っていると解釈したくなるという認知バイアスがあるのでその影響だろうと思います。

ですから、受験生のみなさんも現代文に限っては自分の解答のほうが正しいと思ったことのある人もいるのではないかと思います。

ちなみに、私の正解率は序盤のほうは9割方正解、中盤は8割、最後は6割くらいということろでした。

たぶん田村さんが意図的にそういう難度に設定したのだろうと思いますが、なかなか心憎い演出です。

この『田村のやさしく語る現代文』は説明や構成のレベルが高くまさに名参考書というに相応しいものでした。

もしもこの本に高校生のときに出会っていれば私の人生も少しは違っていたかもしれないと思わせる一冊でした。

また後で読み直そうと思います。

[おまけ] 現代文学習のポイント 説明力とスピードと経験

今回参考書を調べたついでに学習方法も分かりました。

受験生のみなさんのために現代文の得点力を高めるポイントを説明しておきます。

単に正解を選ぶ能力だけでなく、解・不正解に対してなぜ・どこが・どうしてなどと正しく解釈して説明する能力を高めておくことが大切です。

正しさだけでなく、間違いの理由もちゃんと客観的に説明できるレベルになればそこそこの実力が着いていると言えます。

次は問題を解くスピードが速くなれば現代文はほぼ攻略出来たといえます

後は狙った学校や資格などの過去問をたくさん解いてパターンに慣れることで攻略してしまえば勝利は目前です。

それはその通りだろうけど、もっと早く知りたかったな……

[コラム] 現代文が作り出す忖度官僚

先に説明しましたが、大学受験の現代文はあくまで問題文にある内容にそったものが答えとなる仕組みになっています。(設問からしてそうなっている)

現代文では文章や問題の作者の考えが正しいものであり、解答者となる学生の主張や価値観を答えてはいけないようになっています

(補足 問題文にちゃんと作者の意見や文章の空欄などと書いてあるので当たり前のことですが)

小論文という形で一応は解答者の意見を答える問題もありますが、全体に占める割合は小さくおまけのような扱いであることが多いです。

このような現代文で高得点を取り高級官僚などになっていく人たちは自分の意見よりも相手の意見をくみ取るのが上手な人たちに自然に絞られていくはずです。

その結果、行政の是非が問われる場面に出くわしても、何も言わずに上司の意向を忖度する忖度公務員が大量に生まれたということではないかと思います。

あるいは日本の教育制度自体が自己主張をしない人を優遇する制度を目指しているということかもしれません。

自分の意見を言わない訳ですから自由な主権を持った人間とは言い難いです。

日本人はこのようにして自己主張せず主権も持たない国民性が形作られてきたのではないでしょうか。

行間というより空気を読んで忖度するのが公務員が生き残るコツだ!

今回紹介した本

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